コレクション: 丹羽雅彦

終戦後まもなくの昭和30年に創業した丹羽眼鏡工業を父から受け継いだ2代目メガネ職人。機械よりも手作業の方が正確と言われる卓越した技術を持っており、メタルやコンビメタル(メタルとセルの組み合わせ)フレームを製造している世界有数の匠です。

全て職人自身が独自に作り出した専用の道具を使用し1点1点丁寧に眼鏡を仕上げております。

細部にまで徹底的に拘り、テンプルは埋め込み型の蝶番ではなく実際にカシメを貫通させるタイプの蝶番を採用し、ネジは全てマイナスネジを使用する等、ヴィンテージの眼鏡に見られる仕様になっています。最終工程に至っては、つけた瞬間の掛け心地を実現する為、組み上がった全ての眼鏡を丹羽雅彦氏本人が実際に掛け、その長年の経験と感覚を頼りに調子を取っています。その際図面は見ず、職人としての嗅覚で最終判断をしています。

図面からは読み取れない微妙な調整こそが丹羽眼鏡工業の真骨頂である。